小石原で出会った巨木「行者杉」
先日、小石原にある行者杉(ぎょうじゃすぎ)を見に行くことができました。
何度か通っている道のすぐ隣に、こんなに大きな杉の巨木があるとは今まで気づかず、今回初めて訪れて本当に驚きました。
車を降りて裏の道を少し進むと、目の前に現れたのは空に向かってまっすぐ伸びる巨大な杉。
その迫力に思わず立ち止まり、しばらく見上げてしまいました。

行者杉とは何か
行者杉は、福岡県東峰村にある杉の巨木群で、樹齢200年〜600年ほどの杉が広い範囲にわたって林立しています。
昔、この地域は英彦山へ向かう修験者の修行の場であり、修験者が峰入りの際に杉を植えたことが始まりと伝えられています。
長い年月をかけて育った杉が現在の行者杉の森を形づくっています。
この中でも特に大きな杉が
大王杉(行者杉の父)と呼ばれています。
推定樹齢:約600年
樹高:約52m
幹周:約8.29m
この木は林野庁が選定した
「森の巨人たち百選」にも選ばれている巨木です。
実際に目の前で見ると、数字以上の迫力があり、写真ではなかなか伝わらない大きさでした。




修験の歴史が残る場所
行者杉の周辺には、行者堂や国境石など、昔の修験や信仰に関わる史跡も残っています。
このあたりは豊前と筑前の国境でもあり、歴史的にも重要な場所だったそうです。
何百年も前の人たちが歩いていた道の中に、今もそのまま杉が立っていると思うと、不思議な感覚になります。

森山銘木にも立ち寄りました
この近くには「森山銘木」という銘木を扱う工房があり、そこにも案内していただきました。
店内には大きな一枚板のテーブルや、巨大な丸太から作られた家具が並び、木の迫力と美しさを改めて実感!
横にある製材所も見学をさせてくださり、従業員の方からお話しを聞くこともできました。



博多駅のトリュフベーカリーで使われている大きなテーブルも、
ここで扱われた大木が使われているそうです。
普段何気なく見ているお店の家具も、こうした一本の木から作られていると思うと、見方が変わります。

今回行ってみて一番感じたのは、
いつも何気なく通ってところにもこんな歴史のある杉がある
ということでした。
日田や小石原、東峰村のあたりは杉の産地としても知られていますが、
実際に巨木を目の前にすると、木の文化の重みを強く感じます。
これからは、ただ材料としての木ではなく、
何百年も生きてきた存在として杉を見るようになりそうです。
今回連れて行っていただいて、本当に勉強になりました。